現場に寄り添い生まれた、柔軟な提案と暮らしやすさの両立【刈谷市・新築外構事例】
こんにちは。代表の福田です。
今回は刈谷市で施工させていただいた新築外構工事の事例をご紹介します。完成したお庭は、意匠性と利便性を兼ね備え、お客様が日常生活の中で安心して快適に使える空間になりました。
新築物件では、施工段階で細かな調整が入ることも少なくありません。だからこそ私たちは、図面だけに頼って施工を進めるのではなく、現場の進捗を確認しながら随時修正や改善を行うことを重視しています。本記事では、その「随時修正・改善」の具体的な取り組みについてもご紹介いたします。
完成したお庭のお写真






ご依頼の背景
ご相談をいただいたのは、建物の着工が始まって少し経った頃です。
家づくりは人生に一度の大きなプロジェクトです。建物本体の打ち合わせに多くの時間を割かれる中で、外構まで細かく気を配るのは容易ではありません。特に子育てやお仕事に忙しいお客様にとって、信頼して任せられるパートナーが必要とされていました。
そんな中で弊社をパートナーとしてお選びいただけた事を大変うれしく思っています。
SANDBOXが大切にしたこと
弊社が大切にしていることは数多くございますが、今回特に重視していた事項をご紹介いたします。
現場を重視した柔軟な提案
担当者は定期的に現場へ足を運び、建物の進行状況を確認しました。その様子を写真付きでLINEグループに共有し、「建物がこう仕上がったので、外構はこうするともっと良くなる」という具体的な提案を繰り返しました。
この“現場主義”の姿勢こそが、お客様に「任せて安心だ」と思っていただけた大きな理由だったかもしれません。
ハウスメーカーとのやり取りを代行
お客様は、設備やスケジュールに関してハウスメーカーとのやり取りに不安を抱えていらっしゃいました。そこで弊社が窓口となり、外構や外回りに関する調整を代行しました。「煩雑なやり取りを任せられて負担が減った」「時間を取られず助かった」と非常に喜んでいただけました。
設計を磨き上げた3つの重要な変更
現場での実測や生活シーンの想定を踏まえ、当初の設計案から3つの大きな改善を行いました。
① 玄関周りの視線対策
当初は塗り壁やタイルを使った門柱を想定していました。しかし、玄関が道路に面しているため、ドアを開けると通行人から中が見えてしまう懸念がありました。
そこで「プラスG」のフレームを採用し、格子状の意匠で視線を緩和しました。デザイン性を高めながらもプライベート感を確保し、お客様にとって安心できる玄関周りを実現しました。

② カーポートのサイズアップ
図面上ではギリギリだったため最小サイズのカーポートを提案していました。ところが建物の上棟・外壁工事が終わったタイミングで現地を実測すると、1サイズ大きなカーポートを安全に設置できることが判明しました。サイズアップによって駐車時の乗り降りが格段に楽になり、日常の利便性を大きく向上させることができました。

③ 生活を考慮した位置調整
標準サイズのテラスでは、柱とウッドデッキの間隔が広くなりすぎ、洗濯物を干す際に手が届きにくく使い勝手が悪くなることが分かりました。そこで窓の開閉に支障がないことを確認したうえで、柱を屋根枠の端ではなく内側に寄せ、ウッドデッキに近い位置へと調整しました。この工夫により、洗濯物を掛ける動作が自然になり、日常生活によりフィットした設計を実現できました。図面だけでなく、実際のサイズを見たうえで、より生活を便利にするためのご提案をさせて頂きました。

お客様に頂いたお声
お客様からは「ただ綺麗に施工してくれた」という以上に、プロセスそのものを評価していただきました。
現場を確認しながら柔軟に提案を変えていく姿勢や、ハウスメーカーとのやり取りを代行して負担を軽減した対応に対して「ありがたい」「楽になった」とのお言葉をいただきました。
私たちが大切にしているのは、完成物のデザイン性だけではなく、お客様が安心して家づくりに向き合える“過程”そのものです。今回の事例は、その姿勢が形になった一例だと感じています。
図面を超える提案で暮らしを支える会社へ
新築外構は、建物との一体感と使い勝手を両立させることが求められます。そのためには、図面通りに作るだけではなく、現場を見て、生活を想像し、柔軟に調整する力が欠かせません。
弊社SANDBOXでは「現場に寄り添う姿勢」と「お客様の暮らしを第一に考える柔軟性」を大切に、今後も一つひとつの外構工事に誠実に取り組んでまいります。